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喪失感 ー外ネコ君の死ー [ねこ]

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外ネコ君が死にました。
12月16日の朝、雨戸を開けると冬用の発泡のネコハウスから頭と前足を出して息も絶え絶えでクークーと鳴いていました。急いで様子を見に行くと、口の周りが汚れていました。いつもならとても触らせてくれませんでしたが、目やにを拭き、鼻水を拭き、口も拭いたりして、おーいどうしたのー、と声を掛けて体を触るとすっかり骨と皮になっていました。慌ててバスタオルを巻いて抱きかかえ、家に連れて入り、ファンヒーターの前に置き体を温めてみました。時々、クークーと鳴いて足をばたつかせたりしていたのですが、何を訴えたいのやら・・・
持ち直して動き出すことを想定したので、キャリーケースにバスタオルを敷きそこに置いて様子を見ることにしました。
10日ほど前、畑を渡って行くのを見て、歩き回れるんだ〜、よかったよかった、と見送ったのでした。暖かくなったら戻ってくるのかな〜、とか他のお家で過ごしているのだろうと思って、ひたすら戻ってくるのを待っていたのでした。鼻も効かないし目も片方は白濁していて見えません。今回口を見ると歯もありませんでした。だからカリカリを食べられなかったのね。
すっかり痩せきった体はこのまま畑で倒れたとしてもカラスも見向きもしないだろうと思われました。
な〜んにも口にしていなかったんだと思うと切なくなりました。出かけてから23日置いておいたエサのお皿も水のお皿も片付けてしまっていました。夜の間に戻ってきていたであろうと思うと、せめて水のお皿くらいは置いておけばよかった、と悔やまれました。ちょっと土色をした吐瀉物もあったのでなおさらです。
おーい、大丈夫か〜と声をかけ、体をさすり様子を見ていましたが、時々クークーとなくばかり。瞬きもしていません。
そのうち瞳孔がすっかり開きついに息を引き取ったことが判りました。
おおよそ3時間ぐらいの出来事でした。

我が家の周りをネコらしくない鳴き声でウロウロしていたのが4年前ぐらい。そこから推察すると約5年の生涯だと思われます。野良としては天寿を全うしたと割り切ることにしました。
最初はまるまるとした子でした。エサを催促するようになり、すっかり居着いたのは3年前ぐらいです。冬のことだったので、風邪をひいていたらしく、鼻水と目やにで痛々しい状態でした。いつも缶詰は完食するし、足りないよーとねだってきたりもしていました。それでも近頃痩せていったのは年のせいだと思っていました。缶詰も一缶あげると残すようになり、普通のネコ並みになったんだと一安心したのでした。今年の冬はクシャミをするくらいで前のようなひどい風邪もひかず、よしよしエサをよく食べ続けたおかげだな、といい方に解釈していました。
そんな矢先の外出だったので、野良本来の行動だと全然不審に思うこともなく見送ったのでした。

野良には珍しく人家に戻ってきたことを考えると、これは土に返してあげなければと思いました。
ギンモクセイとイトヒバの間の一日中明るい陽の当たる場所にお墓を掘ることにしたのですが、これがまた一騒動。
30年近い樹木の手強いことったら! 土の上のツタを払い、ツツジを一本抜き取り、ギンモクとヒバの根っこを切りとりながら掘り進めること2日掛かりで30センチ超の立派な穴を掘ってくれました。
無事埋葬することができて満足しています。この気持はあの子に伝わっていると思います。
こんもりとした土の上に仮の石を置いていますが、墓石向きのいい石を見つけて置いてあげようと話し合っています。そこにはまだ名前の付いていない外ネコ君に名前を付けて挙げようと思っています。
ネコだけど「パットラッシュ」片眼だったので「タンゲくん」キジトラだったので「クークー」気まぐれだったので「トラ」などなど。該当の石を見ながら決めようと思っています。
     
     お墓.JPG     外ネコくん.jpg

録画機が残念な我が家は時々予約録画ができません。さらに裏番組も見られません。
26日のスマスマが撮れませんでした。
録画ランプは付いていたので実際にも見てはいたのですが、後でゆっくり見直すつもりで流していました。
ところが撮れていなかった!!!!
喪失感この上ないです。
訴えてやるっ!!!!!!!!!! 〜とほほ〜

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